
子どもたちは、重犯罪を犯した受刑者を前に何を思うのか。
*この記事では…
・「刑務所1日体験」の内容
・印象に残ったシーン、感想
・「刑務所1日体験」を視聴できる動画サービスの紹介
についてまとめています。

もくじ
「刑務所1日体験」どんな内容?
(Amazonプライムビデオでは日本語字幕あり)
アメリカでは親や教師の依頼により、罪を犯した少年少女(と言っても、窃盗や飲酒、ドラッグなど)を更生するプログラムがあります。
「刑務所1日体験」は、その様子を撮影したドキュメンタリー番組です。
前もって受刑者たちには「少年少女を更生させる目的である」と伝えられています。
受刑者たちは、刑務所の生活がどれほど過酷か、誰も自分を助けてくれない現実を子どもたちに突きつけます。(ほんとに映画やドラマで見るような刑務所生活です)
体験する少年少女、刑務所はエピソードごとに変わります。実際にどんな体験をするのか気になるところですよね。
「刑務所1日体験」を実際に見て、印象に残ったシーンや感想をまとめました。(エピソードごとに追記していく予定です。)

エピソード1.カリフォルニア州立バレー女子刑務所
このエピソードでは、8人の少女が登場します。中には12歳の子もいます。
体験前のインタビューでは…
「14歳で初めて捕まった」
「ケンカは一度も負けたことがない」
「CDや化粧品を万引きした」
「学校に電話で爆破すると脅した」
「捕まっても平気」
と、へらへら感満載。
刑務所に向かう車の中は、ピクニックに向かっているかのように和気あいあいとしていました。
しかし、刑務所に着くと一変…
「早くこっちに来い!」「待ちきれないよ!」とドア越しに受刑者の罵声が飛んでくるのです。ついさっきまでの少女たちの威勢はスッと消えてしまいます。

「刑務所1日体験」は、ただ一方的に脅すわけじゃありません。プログラムを理解した受刑者は、子どもたちが自分たちと同じ道をたどらないようにあえて突き放すような振る舞いをします。
そこに受刑者の思いが詰まっている気がして、この記事を書くことにしました。
印象に残ったシーン・言葉
エピソード1では、2つありました。
【刑務所に母がいる】衝撃の再会ですよね。まさか自分の母が刑務所にいるんなて、想像もできません。
実は、出所したばかりの母が逆戻りしていたですね。(娘は母と離れて暮らしてたので、ここで知りました。)
娘を前に母は…
ここはあんたが来る場所じゃない、毎日つらいことばかりよ。早くここから出たい。
あんたは、ここがどんな所か知らないし、知って欲しくないの。だから、真っ当な生き方をして欲しい。
こんな再会でごめんね。
愛してるよ。
と、途中からひざまづきながら訴えかけていました。
【シャワー室に連れて行かれ…】
「ここがシャワー室だ、誰か入ってみな。」と、受刑者は少女に言いました。そして続けて…
ここで浴びるんだよ。
もし、シャワー中に誰かがいきなり入ってきたらどうする?「服を脱げって言われたら?」
「ひざまずけって言われたら?」ここは2人きりだよ。家族も友達も、助けてくれる人は誰もいないんだよ。どうすんだい?
少女は「従う」と答え、それに対して受刑者は「言う通りにするの?あんたは、そうやって生きていきたいの?」と問いかけました。
で、僕は思いました。
あれ…
自分にも言えるかも…
これって刑務所だけの話じゃないよな…って思ったんです。
僕たちは自由に生き方を選べるのに、周りがそうだから自分もそうみたいなとこあるよね。それって、『刑務所のシャワー室で2人きりの状態』と変わらないのでは?と。
刑務所では言われた通りに従うしかない。じゃあ、塀の外にいるあなたは自分で選択してる?シャワー室と変わらないんじゃないの?

これが当たり前と決めつけたり、人と比べたり、人の目を気にしたり…知らんけど。
「刑務所1日体験」を見た感想
受刑者たちが更生プログラムに協力し、『自分たちと同じ道をたどらないように』子どもたちと正面から向き合う姿が強く印象に残りました。
プログラムの終盤では、(その子どもと)似た家庭環境や罪を犯した受刑者とマンツーマンで話す時間があるんですね。(子どもたちに、どうせ理解されないと思わせないように設けられています。)
娘がいる受刑者は『大事な時にそばにいれなかった辛さ』を涙ながらに話し。
飲酒運転で人を殺めてしまった受刑者は『たった一晩で人生が変わる悲劇』を話し。
受刑者の思いを受けとった子どもたちも、変化が表れたように感じました。似た境遇・経験をもつ人のほうが、(塀の外にいる)親や教師の言葉より響くものがあるのかもしれません。
後戻りはできなくても方向転換することができる
いくら後悔や反省をしても、過去が変わるわけではありません。だったら、その経験を誰かの役に立てたり、助けとなるような生き方をしたいと思いました。
自分に合ってない道を進んでいると思ったら、方向転換すればいいだけ。我慢する必要もないし、周りと同じである必要もありません。
上手くいかなくても、それを踏み台に次に繋がればいい。そのおかげで気付くことってあるし、僕はむしろそれが大事だと思ってます。
というか、
後から振り返ってみると「あれはいい経験だったな〜」と思うこと多くないですか?だから、上手くいかなくて悩むのっていいこと!(って自分に言い聞かせる…)
僕たちは、後戻りはできなくても方向転換することができる。
バシッと背中を叩いてもらいました!
こんな人に見てほしい
(もう、あなたは見てるんだよね笑)
こんな人に届いたらいいなと思って書いていました。
・なんで子どもが反抗的な態度をとるか分からない親御さん
・「なんか漠然と生きてるなぁ」と自分で感じている人
反抗的な態度をとる理由を聞くと、親が信頼してくれないから、父親が会おうとしてくれないから…と答える子どもが多かったです。
「やめなさい!」「こうしなさい!」とガミガミ言う親御さんがいましたら、見てほしいです。問題はそこじゃないと思うので…(子どもの声を聞こうとするのが大事なんじゃないかなぁ)
あとは、「なんか漠然と生きてるなぁ」と自分で感じている人へ。
何か答えが出るわけではないけど、一歩踏み出そうとしてる人、一歩踏み出したばかりの人に勇気を与えると思います。(僕はもらったよ)
自分の周りをウロウロしてた目に見えない不安を、スッと吹き飛ばしてくれますよ。

「刑務所1日体験」その後
「刑務所1日体験」が終わると、番組は1ヶ月後どうなっているか追跡取材をします。
これをキッカケに更生する子もいるけど、再犯する子が多いそうです。
(※「刑務所一日体験」のプログラムに参加した子どもたちは、参加してない子どもたちに比べて再犯率が高かったと言うデータもあります。)
僕は『なぜそうしたのか』について考えることが大切だと思いました。だって犯罪に関わる要因は、人それぞれで、はっきりしないもん〜。

「刑務所1日体験」を視聴できる動画サービス
「刑務所一日体験」を見てみたいなあと思った方へ。現在視聴できるのは…
・FODプレミアム
・Hulu
・Paravi
・Amazonプライム・ビデオ
※2020年3月4日時点
となっております。
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についてまとめています。
ぜひ読んでみてください!
体験プログラム受けた子の再犯率逆に高くなってるの面白いね笑
そもそも突き抜けてヤバい奴が体験プログラム受けてるってことなのかな?
更生を依頼する親や先生の判断なので、みんながみんな突き抜けてというわけではないと思います。
もし僕が彼らの立場だったら、「もう手に負えないから、手放されたんだ。」と感じます。もっと反抗的になるし、それが再犯につながるかもしれません。
僕は「彼らをそうさせてしまった環境」に向き合うことが大切だと思います。しかもそれは、家庭内の問題や学校の人間関係であることがほとんどです。
思春期まっ盛りな子どもたちにとっては、よけい悪化させる体験だったのかもねぇ・・・
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あの、すみません!!
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